4月が近づきそろそろ桜の季節、お花見に行かれる方も多いのではないでしょうか。
桜の下に大勢で集まってわいわいと過ごす時間も楽しいものですよね。
そんなときには焼き鳥やお花見団子など、いろいろな食べ物を準備することと思います。
しかし、この焼き鳥やお花見団子の「竹串」、わんちゃんには要注意なんです。

わんちゃんにとって、竹串があろうとなかろうとこれらはおいしい魅力的な食べ物。
人間が食べ終わった竹串だって、おいしそうなにおいをぷんぷんと漂わせています。
まさかと思われるかもしれませんがこれらの竹串、わんちゃんはそのまま飲み込んでしまいます。
この小さな身体でどうやって飲んだの?と思うような体格の小さいわんちゃんでも、
竹串を飲み込んで来院されることが実際にあるのです。
さらに、飼い主さんが飲み込んだことに気づいていないなど
かなり時間が経ってから調子を崩して来院され、検査をして初めて分かる場合もあります。
竹串が胃を突き抜けて他の臓器や皮膚の下にまで刺さっている、
という命にかかわる状況になっていることだってあります。

竹串は、レントゲン検査では写りませんがCT検査ならはっきりと確認することができます。
診断がついたら、状態に応じて内視鏡での摘出や開腹手術が必要となります。

わんちゃんもねこちゃんも、竹串に限らずいろいろなものを飲み込んでしまいます。
飲み込んでから慌てるのではなく、できる限り未然に防ぐようにしたいものですね。
その上で、今年の桜を楽しみましょう♪

 

 
以下は実際の症例のものです。
体重4.5kgのわんちゃんでした。

〈CT画像1〉白矢印が胃の中の竹串です。


〈CT画像2〉白矢印が皮膚の下に達した竹串、白矢頭はたまった膿です。


〈画像3〉手術で取り出した竹串です。