犬猫の多飲多尿は病気のサインかも……知っておきたい犬猫病院に行くべき症状の目安は
こんにちは。
名古屋市天白区大根町の動物病院「長屋動物医療センター」です。
犬や猫がいつもと比べてしきりに水を飲み、何度も大量におしっこをしていたら要注意です。
多飲多尿とも呼ばれ、飼い主さまが気づかないうちになんらかの病気を発症している可能性が考えられます。
病気による多飲多尿を判断する目安は?
犬や猫の多飲を判断する目安としては、普段飲んでいる水の量と比較する必要があります。
しかしながら、「うちのこが、普段どれだけの水を飲んでいるかわからない」という飼い主さまも多いはず。
犬が一日に飲む適切な水分量は、体重1㎏に対して20~90mlです。
猫は犬と比べてあまり水分を欲しがらない動物ですが、体重1㎏に対して40mlまでが正常といえます。
大量に水を飲んでいると気づいたら、メモリを付けたペットボトルなどで一日の水分量を計る方法がおすすめです。
犬や猫の多尿は、トイレシートにする量や回数などに注意してみるとよいでしょう。
(参照:農林水産省「質問1に対する解答と解説」より)
多飲多尿が症状として表れる病気に要注意!
多飲多尿が症状として表れる病気には、進行すると命の危険を伴う病気があります。
免疫機能が衰える高齢犬や高齢猫は特に注意が必要です。
腎臓病は、多飲多尿が初期症状として表れる代表的な病気のひとつです。
腎臓機能の異常によって、体の中に吸収されない水分がおしっことして大量に排出される多尿になります。
糖尿病も、多飲多尿が初期症状として表れる病気として知られています。
ほかにも、副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能亢進症、子宮蓄膿症などを発症しているケースも少なくありません。
犬や猫の多飲多尿に気づいたら、早めに動物病院の受診をおすすめします。
(参照:農林水産省「動物の疾病等に係る措置に関する事項」より)
犬や猫の多飲多尿は病気のサインかも!早めに動物病院へ
犬や猫は、病気を発症していても初期の場合には、目に見える症状として表れにくい動物です。
多飲多尿は、犬や猫が発する病気のサインとも言えるでしょう。
長屋動物医療センターは、飼い主さまに寄り添いながら犬や猫にとって最善の治療をご提供しています。
年中無休で診療しておりますので、お気軽にご相談してください。