【名古屋の犬猫病院】猫の繰り返す嘔吐や下痢は胃腸炎?原因や症状・治療法
こんにちは。
名古屋市天白区大根町の動物病院「長屋動物医療センター」です。
猫が餌を食べなくなったり嘔吐や下痢を繰り返したりするのは、胃腸炎かもしれません。
猫は胃腸炎を発症しやすく、動物病院で見られる猫の胃腸の病気の多くが胃腸炎です。
今回は、猫の胃腸炎の原因や治療法についてお話しします。
猫の胃腸炎の原因と症状
猫が胃腸炎になる原因には、以下のものが考えられます。
・食事(新鮮でない、脂肪分が多い)
・ストレス(環境の急な変化)
・感染症(寄生虫や菌、ウイルス感染)
・異物誤飲
・毛球症(毛づくろいの際に大量の毛を飲み込んでしまう)
胃腸炎の原因を取り除くことが、予防の第一歩です。
猫の胃腸炎には急性と慢性があります。
急性胃腸炎では、激しい症状がみられる場合が多く、よだれを垂らし、複数回の嘔吐・下痢をすることが特徴です。
激しい下痢で、脱水を引き起こすケースもあります。
慢性胃腸炎では、嘔吐や下痢がなかなかおさまらなかったり、食欲不振が続いたりして、徐々に体重が減少して元気がなくなっていきます。
(参照:環境省|ねこの適切な飼育管理を推進するために p18 猫の行動学的特徴と屋内飼育への応用-ストレス) >
猫の胃腸炎の治療法
猫の胃腸炎の治療法は、症状の程度や原因によって異なります。
軽度の急性胃腸炎は、治療せずとも自然に治っていく例がほとんどです。
症状が重い場合は、脱水を防ぐための点滴や薬を投与して経過を見ます。
点滴をするときには、入院をする可能性があることを覚えておいてください。
食事は、消化が良く、胃腸に負担をかけないものを少しずつ与えましょう。
慢性胃腸炎は、原因や猫の身体の状態を検査し、確認したうえで治療方法を決めていきます。
胃腸炎以外の原因も可能性として考えられるためです。
その他、感染症では駆虫を、毛球症では毛玉の排泄を促す薬や毛玉を溶かす薬を投与します。
異物誤飲は異物の摘出が必要なので、場合によっては開腹手術をすることも必要です。
猫の胃腸炎は名古屋の長屋動物医療センターへご相談を
猫は胃腸炎にかかりやすい動物です。
嘔吐や下痢を繰り返すような場合は、すぐに動物病院で診察を受けましょう。
早期対応をすることで、病状の悪化を防ぐことが可能です。
名古屋市天白区大根町の動物病院【長屋動物医療センター】は、猫の胃腸炎はもちろん、猫のけが・病気のさまざまなトラブルに対応しています。
緊急の場合にも、年中無休で診療しておりますので素早い対応が可能な動物病院です。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。