愛犬の便に白い虫!もしかして寄生虫?すぐに動物病院に相談しましょう
こんにちは。
名古屋市天白区大根町の動物病院「長屋動物医療センター」です。
寄生虫は、現代の日本ではなじみが薄いのではないでしょうか。
しかし、犬の寄生虫は身近なところに潜んでいて、感染リスクが高くなりがち。
特に集団生活をする子犬は感染リスクが高く、ペットショップから連れて帰ったばかりの子犬に寄生虫がいる可能性も十分にあります。
寄生虫は予防と駆虫がとても大切です。
今回は、犬の身体の中の寄生虫についてお話しします。
こんな症状は寄生虫がいる可能性あり!
犬の体内に潜む寄生虫の多くは「腸」にすみつき、寄生されると以下のような特徴がみられます。
・糞の中、またはその近くに白い虫がいる
・肛門付近の毛に卵のようなものが付着している
・吐き気や下痢の症状が続く
・子犬で異常に痩せているのにお腹は張っている(太鼓腹)
また、肺や心臓に寄生するフィラリアに感染している場合、以下の症状が見られます。
・咳をする、呼吸が荒い
・元気がない
・失神する
寄生虫の感染が疑われる場合には、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
犬の主な寄生虫の種類
ここでは、犬の消化管に寄生する寄生虫の一部を紹介します。
回虫
かつては幼犬で70~100%の虫卵保有率といわれていました。
子犬や免疫機能が弱い犬で発症し、炭水化物やタンパク質を栄養にします。
回虫に感染すると下痢や嘔吐、食欲不振の症状が見られ、人間にも感染するため要注意です。
犬鉤虫(いぬこうちゅう)
犬鉤虫は経口・母子感染だけではなく、皮膚からも感染するのが特徴です。
血を吸って栄養とする寄生虫で、貧血や下痢、血便の症状が見られます。
犬鞭虫
卵を口から取り入れてしまうことで感染します。
下痢・血便・嘔吐・脱水などの症状が見られることもありますが、ほとんどは無症状です。
瓜実条虫
犬の糞中の虫卵をノミが食べ、そのノミを犬が食べてしまうことで感染します。
少量の感染では無症状で、量が増えてくると様々な症状がみられるため他の病気との区別がつきづらくなります。
(参照:厚生労働省|ペット動物〈犬、猫〉由来人畜共通伝染病予防方策について) >
犬の寄生虫はすぐに動物病院で駆除しましょう
犬の寄生虫は、子犬の場合は胎盤や母乳を経由した母子感染が原因です。
母犬から離れた場合でも、ペットショップでの集団生活の中では他の犬の糞から、単独の場合は寄生虫を宿している虫などを誤って口にしてしまうことで感染します。
さらに犬の寄生虫は種類によって、犬から人間への感染も確認されているため、注意が必要です。
犬の寄生虫が疑われる場合、すぐに動物病院で駆除してもらいましょう。
犬の寄生虫は名古屋市の「長屋動物医療センター」へ、予防から駆除まで安心してお任せください。
経験豊富なスタッフと高度な設備で、愛犬の急な体調の変化にも丁寧に対応いたします。
年中無休で対応しておりますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。